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震災3日目の宮城・南三陸町(3月13日午前11時頃) 戸倉地区・大畑の付近
国道45号線沿いの折立川(おりたてがわ)
津波は、この川をさかのぼり、被害は拡大していった
「今ですね、南三陸町に向かっています」
「奥から避難されている方たちが、 こちらに向かってきていますが...」
「道路などが破壊されていまして、 この道を通らないと避難できないんですね」
「高齢者の方も、この道を通って避難しているんです」
大津波が通り過ぎた川を多くの人々が通り過ぎていく...
折立川防潮水門
南三陸町立戸倉小学校
南三陸町立戸倉中学校
「避難に使われていた中学校です」
「窓ガラスも割れてしまっているんですね」
「腰ぐらいの高さまで水が来たという話でした」
「職員室なんですけれど、 机といすが全て泥にのまれてしまっています」
「全てひっくり返ってしまっていますね」
「ちょっとあの...」
「きょうが13日ですから、きのうだったんですが...」
「通常であれば、卒業式だったんですね」
「果たされない予定となってしまいました」
この中学校は、約15メートルの高台にありながら、 津波に襲われ、教員と生徒あわせて2名が犠牲となった
戸倉中学校前の高台から周辺地域を臨む
南三陸町立戸倉小学校
国道45号線 転石(ころびいし)付近
志津川地区(小森・熊田の付近) 国道398号
志津川の中心街方向を臨む
公立志津川病院
「地震発生から、およそ20分後」
「津波は、ここから2kmほど先にある あのビルの向こう側から来て、全ての建物を押し流し...」
「こちら合同庁舎。 あの3階の高さにまで達したということです」
「こちらの山肌を見ると、津波の高さがわかります」
「およそ10メートル近くあるでしょうか。 跡がくっきりと残っています」
がれきに覆われた八幡川
廻館(まわりたて)付近 高台の直下まで波が押し寄せた
志津川湾
志津川地区・大森付近の高台から撮影
新田川(にいだがわ)防衛水門
志津川町漁協製氷工場
「津波の威力で、車がひっくり返っています。 この高さまで、波が押し寄せて来たと思われます」
「もう見るからに、家は破壊されていて、 瓦なども、ごちゃごちゃになっています」
「ここから、町の全景が見えるんですけども」
「元あった建物がどうなっていたのか、 今じゃもう、さっぱりわかりません」
大森付近 県道221号線
「家が道をふさいでいます。 この家が、どこから流れて来たのか...」
「そして、奥の方には車も流されてきていて...」
「もうこの元にあった場所が全くわからなくて...」
「家が道を完全にふさいでいます」
「道をふさいだ奥が、畑になっているんですけども...」
「あちらの奥の上の方まで車が流されていて 津波が、あの高さまで来たことがわかります」
「それに、あそこの木の枝の所にも引っかかっていて...」
「津波の高さがどこまで行ったのか、 下からだと、わかりません」