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地震発生直後の宮城・石巻市 (日和山公園から撮影)
近くの水産加工会社から高台へ避難してくる従業員たち
大津波警報を知らせるサイレンとアナウンスが響き渡る
余震が起こり、大きく揺れる
「OK?」
「何が?」
「あの3人がラスト?」
「震度いくつだったんですか?」
「5弱ですか」
「揺れてる、揺れてる」
旧北上川河口付近 徐々に水面が波立ち始める
「停電になってますよね」
波が河口付近の堤防の高さを越える
対岸の湊地区 水面が岸壁の高さまで上がる
河口に大量の海水が押し寄せ始める
「船が流されてる」
「本当だ、本当だ」
「どこ? どこ?」
「奥、奥、奥」
「船が流されてる」
「あの真横の?」
「(波に)のまれるんじゃないの? 下」
「何時? 今?」 「午後3時43分」
「来た、来た、来た」
「今、(午後)3時43分。津波でしょうか?」
「旧北上川の河口の水が逆流しています」
「漂流物が逆流して、川を上っています」
「すごいよ、これ」
「すごい音を立てて、波が逆流しています」
「沖に出ようとしている船が、外に出られません」
「建物が流されています」
「本当だ、家、家」
「うわっ、何この(波の)高さ」
「今、(午後)3時50分、家が流されています」
門脇(かどのわき)、南浜地区
「すごい、半端じゃないな、これは」
「全部流された、ダメだ」
「だって、ここまで来てるんだもん。無理だ、無理」
「まだ人いるんじゃないの?」 「波が来ないと思って、人がいるんじゃないの?」
「うわっ、すげー」
「石巻市の南浜地区は、一瞬で水に浸かりました」
「壊滅的な状況です」
「全ての物が流されています」
「しかし、恐ろしいな、これは」
「だって今、この街が一瞬でなくなったんだよ」
「市立病院って、あります?」
「市立病院は、この正面のあのへんだよ」
「うわぁ、すごい状況です」
「でも市立病院は大丈夫だよ、水が上がっても」
「がれきの山が次々に流されていきます」
「今、爆発音が聞こえました」
「火事が起きています」
「あー、火事、燃えてる」
「あんなに波があったのに、だいぶ引いたんじゃないか」
高台に続く階段の登り口付近
「石巻市の南浜地区は、津波によって壊滅的な被害を受けています」
爆発音が時折聞こえている
「どうなってんだよ」