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震災から一夜明けた気仙沼市 (中谷交差点近辺 3月12日)
東海テレビ 鈴木一輝(すずき・かずき)記者 「気仙沼市の中心地です。スーパーの前に、 車が3台折り重なるように流されてしまっています」
「そしてその先には、がれきの山です」 (気仙沼市田中前1丁目付近)
「道路があった場所なんですが、その上に木材や 自動車、多くのがれきが山積みになっています」
さらに田中前2丁目方向へと進む
「ここは道路があった場所と思われますが、津波で 押し寄せた水が、まったく引いていない状況です」
「道路を見渡すかぎり、水があふれています」
「奥にはバスが流されて、 道路脇に突っ込んでいる様子が見てとれます」
「そしてこちら、車が完全に横転した状態で倒れています。 流されてきたんでしょう」
「自衛隊の救助隊が今、気仙沼市の中心地を 救助に向かうために走っていますが...」
「道には車があふれていて、通るだけでも 困難を極めている状況です」
気仙沼市本郷付近
「こちら自動車のディーラーなんですけども、 ショーウィンドウのガラス、高さ4メートルほど ありますでしょうか」
「大きなガラスが割れていて、残ったガラスが 今にも落ちてきそうな状況で非常に危険です」
「こちら道路の真ん中に、プロパンガスを 大量に積んだトラックが...」 (気仙沼市神山 紳士服コナカ付近)
「津波で押し流されて横転した状態で止まっています」
「ガスが、空なのか入った状態なのかわかりませんが、 そのままガスのタンクが放置されています」
「このあたりは気仙沼の中心地でも、 比較的低い場所にあるんですけれども...」
「歩道橋の脚なんですが、わたしの背丈より少し低いぐらい...」
「150cmぐらいまで、津波の水が押し寄せた跡がくっきりと残っています」
「沿岸部で発生している大火事なんですけども...」
「こちらからでも、煙がいたるところから、 もくもくと上がってるのが見えます」
「消火活動が進んでいるのでしょうか。 白い煙が、もくもくと、いたるところで上がっています」
気仙沼港
湾内は黒焦げになった船が散在している
一夜明けてなお、火はあちこちでくすぶり続ける...
救助を求める人たち
懸命な救出活動が続く