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人種的優越感 男性優越主義 宗教的忠誠心
過度な愛国主義は力を失いつつある
私が誰で 良い人なのか悪い人なのか 成功しているかどうか
それらはすべて人生の中で学んだものである
乗り物のようなものだ
いつでも好きなように変えられる
選択するのみである 努力も、労働も、仕事も、貯金もいらない
私は間違ったゲームをしていたことに気がついた
ゲームは自分が何者だったかを探し出すゲームだったのである
私たちは言ってきました
人間の心に
抜本的な革命をもたらすことが
いかに大切かを
意識における危機なのです
この危機には
古い基準や
古い様式や
古いしきたりは通用しません
世界が今どうなっているか
すべての悲惨な出来事に目を向けると
争い
残虐行為
侵略行為
など
人類はまだ
かつての人類のままなのです
いまだに残忍で
暴力的で
攻撃的で
強欲で
争い好きなのです
そして人類はこうした傾向にそって
社会を築いています
「病んだ社会にうまく適応したところで健康的とは言えない」 クリシュナムルティ
今日の社会は
一連の機関によって構成されている
政治的機関
法的機関
宗教的機関
社会階級
家族的価値観
職業上の専門分野まで
これらの伝統的な機関が、我々の考え方や物の見方を
作り上げてきたのが明らかである
そして我々はこれらの機関の中で生まれ
方向づけられ、条件づけられている
金融システムほど
当然のことと考えられ
誤解されているシステムはない
ほぼ宗教的な規模をなしながら、確立された金融機関は
もっとも問題視されていない信仰の一つとして存在している
お金がどのように作られ
それを管理するポリシーと
お金がどのように社会を影響するかについては
大部分の人々は関心を持っていない
1%の人たちが全地球の40%の富を所有するこの世界で
貧困と予防可能な病気によって
1日に34,000人の子供の命が奪われ
50%の世界の人口が、毎日2ドル以下で生活するこの世界で
一つのことが明らかである
何かが非常に間違っている
そして我々が知っているか否かにかかわらず
すべての機関、つまり社会そのものの活力源が
お金なのだ
したがってこの金融政策の機関を理解することは
私たちの生活を理解するのに欠かせないのである
残念ながら、経済学はよく難解だったり、 退屈なものとして見られる
数学と同様、終りのない専門用語で
すぐに理解をあきらめさせる
しかし実際は
金融システムの複雑さは単なる覆面なのである
社会的にもっとも麻痺した構造を隠すために 設計されたものであり
人類は我慢を強いられてきた
パート1「自分たちが自由であると間違って信じている人たちほど、 絶望的に奴隷化されたものはいない」 ゲーテ 1749-1832
数年前、アメリカ合衆国の連邦準備銀行が
「現代貨幣のしくみ」という文書を作成した
この文書では、連邦準備銀行や、それが支える世界の 商業銀行がおこなっている
貨幣発行の方法が詳しく述べられている
1ページ目では、この文書の目的が述べられている
「この文書の目的は、部分準備銀行システムにおける
貨幣発行の基本プロセスを記述することである」
そして様々な専門用語を用いて
部分準備銀行システムについて説明している
それは以下のように解釈できる
アメリカ政府がお金が必要になったとする
政府は連邦準備銀行に、たとえば100億ドルを要請する
連邦準備銀行は「わかりました ではそちらから 100億ドルの国債を買いましょう」と返事をする
すると政府は紙を用意し
それらの紙に印刷をする それらを 「財務省長期債券(国債)」と呼ぶ
そして政府はそれらに合計100億ドルの価値をつけ
連邦準備銀行に送る
今度は連邦準備銀行が紙の束を出す
それらは「連邦準備券」と呼ばれる
連邦準備銀行はそれらに100億ドルの価値をつけ
国債と交換する
この交換が完了すると
政府はこの10億ドルの連邦準備券を
銀行口座に預金する
預金されたこれらの紙が法定通貨となる
これで米国の通貨供給に100億ドルを 追加したことになる
このようにして100億ドルの新しいお金が 作られるのである
もちろんこの例は一般化されたものである
実際にはこの取引は電子的に行われる 紙は一切使われない
実際には、米国の通貨供給の3%だけが 物理的に存在する
残り97%はコンピューターの中にだけ存在する
なお国債は債務の手段として作られている
連邦準備銀行がもともと何もないところから 作ったお金を
政府の国債と交換する際に
政府は連邦準備銀行にそのお金を払い戻すと 約束している
つまりこのお金は負債ということである
お金が借金として作られているという
混乱させるようなこの逆説は
この話が進むと明解になる
話を交換がおこなわれたところに戻そう 今ある銀行口座に100億ドルが預金された
ここからが面白いところだ 部分準備制度に もとづくと
この100億ドルの預金が
その他の預金と同じように
すぐに銀行準備の一部となる
そして「現代貨幣のしくみ」によれば
「銀行は預金のうち、決められた割合を
必要準備として保持しなければならない」
その割合についてはこう書かれている
「現在の規定では
ほとんどの取引口座の必要準備は10%である」
100億ドルの預金ならば
その10% つまり10億ドルが
必要準備として保持される
残り90億ドルは
過剰準備金と考えられ
貸し出すことができる
ここで、この90億は実際に存在する100億の 預金のうちの
90億と考えるのが普通だろう
しかしそうではない
すでに存在する100億の預金とは別に
この90億は無から作られる
こうして通貨供給が拡大される
「現代貨幣のしくみ」に書かれているように
銀行は預金として受け取ったお金を本当に 貸し出すことはない
なぜなら、そうするとお金を作り出せないからだ
ローンを作るときに彼らがすることは
約束手形を承認するということである
(貸付契約)
借り手の取引口座へお金を支払うかわりに
言い換えれば、このようなローンの需要があり
必要準備を満たす100億ドルの預金があれば
90億を無から作り出せるのである
さて、誰かがこの銀行から
新しく利用できるようになった90億ドルを 借りるとする
この人はおそらくこの借りたお金を
自分の銀行口座に入金するだろう
このプロセスは繰り返される
この預金は銀行準備の一部になり
その10%が隔離され、のこり90億の90%、 つまり81億が
ローンのためのお金として新しく作り出される
そして、81億はまたローンとして借り出され、 再び預金され、さらに新しく72億を作り出す
同様にしてこれが65億、59億と続く
この預金-貨幣生成-ローンのサイクルは 厳密に言えば、無限に続けられる
数学的には元の100億ドルからは平均して 約900億ドルが作られることになる
言い換えれば、銀行システムで一度でも現れるすべての 預金が、その預金の約9倍のお金を無から生み出せるのである
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さて、お金がどのように部分連邦準備銀行システムに よって作られるかがお分かりになっただろう
論理的ではあるが、とらえどころのない疑問が思い浮かぶ
何が実際にこの新しいお金に価値を 与えているのだろうか?
答えは、既に存在しているお金である
新しいお金は、既に存在している通貨供給から 価値を盗む
商品やサービスへの需要とは関係なく 通貨供給量が増加すると
需要と供給が均衡価格を決定するように
物価が上がり、個々のドルの購買力を減少させる
これは一般的にインフレーションと呼ばれ
インフレーションは実質、大衆に課せられる 隠された税金である
一般的にどんな勧告を耳にするだろうか それは、通貨を膨張させよというものだ
彼らは通貨の質を下げろとは言わないし、 通貨の価値を下げろとも言わない
貯金した人々を騙すとも言わない 彼らはこう言うのだ"金利を引き下げろ"と
本当の詐欺は、貨幣の価値を歪める時である
貨幣を何もないところから作り出す時、 私たちには何の貯金もない しかし、資本と呼ばれるものがある
そこで、私の質問はこれに絞られる「いったい全体どうやって 、インフレーションの問題を解決できようか?
貨幣の供給を増やすことはインフレの進行を伴うというのに」
当然、それはできないのだ
部分準備システムによる貨幣の膨張は、 先天的にインフレを誘発するものである
通貨供給の拡大行為は、経済の中で、それに比例した
商品とサービスの増加を伴わない場合は、
通貨の価値を下げてしまう
実際に、歴史上の米ドルの価値と 通貨供給の関係を見てみると
このことがはっきりと反映されている
反対の関係になっているのが明らかである
1913年の1ドルは、2007年の21ドル60セントに相当する
連邦準備制度が適用されてから、 通貨価値は96%下がったのだ
さて、インフレが先天的かつ永続的であることが、 経済にとって不条理で自滅的に見えるなら
もう少し考えよう この金融システムの本当の運営方法に対し、 不条理というのは控えめな言い方である
経済システムにおいて、お金は債務で
債務がお金である
ここに、1950年から2006年までのアメリカの 通貨供給のグラフがある
ここに、同じ期間におけるアメリカの国債のグラフがある
興味深いのは、これらの傾向が実質的に同じであることだ
お金が増えれば、負債も増え
債務が増えれば、お金も増える
違った視点から言えば、あなたの財布の中のすべてのドルが、 誰かが誰かから借りたものなのである
もう一度言うが、お金は借金からのみ作り出される
そのため、この国のすべての人が政府の債務を含む すべての債務を完済出来たなら
1ドルも流通されなくなるのである
「もし貨幣システムから債務がなくなったら お金もなくなってしまうだろう」
-連邦準備理事 Marriner Eccles 1941年9月30日-
アメリカの歴史の中で、国債を完全に払い終えたのは
1835年のことであり、これは準備制度を進めようとした 中央銀行を封鎖した後のことである
事実、ジャクソンの政治方針は
基本的に中央銀行を封鎖することを中心にして 展開されたのである
彼はこのように述べている「現在の銀行が政府を コントロールするために奔走していることは
この機関の永続、もしくは別の似たものの設立によって 騙されるという
アメリカ人を待つ運命の前兆にすぎない」残念ながら、 彼のメッセージは長く生きることはなかった
そして、国際銀行家たちは1913年に新たな中央銀行、 つまり連邦準備銀行を
設立することに成功したのである これが存在する限り
永続する債務も確実に存在する
さて、これまでに、私たちはお金がローンを通して 債務から作り出されることについて話をしてきた
これらのローンは銀行準備に基づいたものであり
銀行準備は預金からきたものである この部分準備制度による
どの預金も、元の9倍の価値を作り出すことができる
その代わり、既存の通貨供給の価値を引き下げ、 物価を引き上げる
すべてのお金が負債から作り出され
商業によって無作為に流通するため
人々は元々の負債からは切り離される
そして、通貨供給から生活費をまかなうのに 十分なお金を得るために
人々は雇用競争を強いられ
不均衡が生ずる
これらのすべてのことが、機能不全で後退しているように 見えるかもしれないが
私たちがこの方程式から省いたものが、もう一つある
そしてその要素が
システム自体の本当に詐欺的な性質を明らかにする
それは「利息」の適用である
政府が連邦準備銀行からお金を借りる時、 または誰かが銀行からお金を借りる時
ほとんどの場合、利息と一緒に払い戻されなければならない
言い換えれば、ほとんどすべてのお金が
最終的に利息と共に銀行に返却されなければならない
しかし
もしすべてのお金が中央銀行から借りられて、 そしてローンを通じて商業銀行によって広められるなら
通貨供給の中で作り出されるのは
元金と呼ばれるものだけである
では、課された利息を返済するためのお金はどこにあるだろう?
どこにもない
存在しないのだ
このことは、人を唖然とさせてしまう
銀行からの借金額は、常に流通しているお金を超えている
利息を払わなければならないことが原因で 永続的に欠損が生まれ
それをカバーするために常に新しいお金が必要になる
これが経済が常にインフレ状態である原因なのだ
さらに、これは数学的に考えると債務不履行と破産が
最初からシステムの中に含まれていることになる
そして、いつも社会の中の貧しい人たちが、 貧乏くじを引いてしまう
これは椅子取りゲームに似ていて
音楽が止まる度に、誰かがグループから省かれてしまう
それがゲームの目的である
それは、真の富を例外なしに、個人から銀行へと移転する
もし抵当を支払えないなら、彼らは あなたの所有物を取り上げてしまう
このような債務不履行が部分準備のせいで
避けれないものでありながら、銀行が貸したお金は
最初から合法的に存在しなかったと分かると
余計に腹が立つだろう
1969年、ミネソタ州のジェローム デーリ(Jerome Daly) という男性が起こした裁判では
住宅ローンを提供した銀行の家の差し押さえに対して 異議をとなえている
彼の主張によると、住宅ローンの契約では、彼と銀行の両者共
取引のために合法な形の所有物を差し出すように要求していた
法律用語(米)では、これは「約因」と呼ばれる
約因 [契約の基本である 契約は、 何らかの形の約因の交換によって成立する]
デーリ氏は、自分が借りたお金は実際には、 銀行の資産ではなかったと説明した
ローン契約書が署名された時に、 何もないところから作り出されたものである、と
「現代貨幣のしくみ」の、 ローンについての記述を覚えているだろうか
彼らがローンを作るとき、預金と引き換えに契約書を受け入れる
銀行の準備金は、ローン取引には左右されないが
銀行システムの合計預金額に、新しく預金が追加される
言い換えれば、お金は既に存在する銀行の資産から 来るのではない銀行はそのお金を作り上げているだけで、 紙の上の理論上の負担を除いて
自らの資産を何も差し出さないのである
裁判が進み、銀行の社長のモーガン氏が証言台に立つことになった
裁判官の個人的な覚書には、このようにある 「原告(銀行の社長)は、連邦準備銀行と共同で、 簿記に記入することによって
お金と貸付金を作り出していたことを認めた
そのお金と貸付金は、 彼らが作り出した時に始めて存在するようになる
モーガン氏は、このような権利を与える米国の法律や法令は 無いことを認めた
合法的な約因が必ず存在し、契約の裏づけとして 差し出されなければならない
陪審は、合法的な約因がなかったと判断し、私も同意した」
そして彼は詩のような付け足しもした「神だけが、 何もないところから価値ある何かを創り出せる」と
こうして、裁判所は銀行の差し押さえの主張を却下し、 デーリ氏は自宅を守ることが出来た
この判決には計り知れない意味がある
住宅ローンにせよ、クレジットカードローンにせよ、 あなたが銀行からお金を借りる際に
渡されるお金は偽物であるだけでなく、 違法な形の約因でもあるのだ
したがって、払い戻す契約は無効になる 銀行は最初から資産として、そのお金を所有したことがないのだ
不幸にも、このことについての法的な理解は抑圧され、 無視されている
そして、永久に富の移転と負債のゲームが続いていく
これは私たちに根本的な質問を投げつける
なぜ?
アメリカ南北戦争中に、リンカーン大統領は
ヨーロッパの銀行が提供する高金利のローンを避けて、 建国の父たちが提唱していることを実現すると決意した
それは、債務が付きまとわない、独立した通貨を作ることであった
それは"グリーンバック"と呼ばれた
この法案が実行されて間もなく、イギリスと米国の
民間銀行の間で、ある内部文書が回覧された それにはこう書かれていた
"奴隷制は、労働力を得られるが、労働者の世話を伴う
一方、ヨーロッパの計画では給与を通して、 資本が労働者をコントロールする
これはお金をコントロールすることによって可能となる
グリーンバックを許すことはできない 我々がそれをコントロールできないからだ"
部分準備制度は
連邦準備銀行が行ったことであり
世界の大部分の銀行に広められているが
実際には、現代の奴隷制度である
考えてみてほしい お金は借金から作られる
そして人々は借金があるとき、何をするだろう?
彼らは借金を返済するために、雇用者に服従する
だが、もしお金が借金から作り出されるなら
社会は、一体どうすれば借金がない状態になるのだろう
不可能だ そこがポイントである
そして、資産を失う恐れは
絶対に完済できない利息によって生み出されたものであり
この制度と不可分である、借金とインフレにもがくことや
貨幣供給の中では不可避である貨幣不足と深くつながっている
そしてその恐れが給料奴隷を縛りつけ
他の何百万もの人間と同じように働かせるのだ
それは実際には帝国の力を強化しており
ピラミッドの頂点に君臨するエリートだけに利益をもたらすのである
一日が終わり
さて、あなたは本当は誰のために働いていたのだろう?
銀行のためだ
お金は銀行で作り出され、そして色々な形で 最終的に銀行に返ってくる
彼らと、彼らの支援する政府、会社が本当の支配者である
肉体的な奴隷制は、人に住居と食料を提供しなければならない
経済的な奴隷制は、人が自分自身で食料と住居を調達する
"それは社会を操作するための、 歴史上で最も巧妙な詐欺の一つだ"
その本質は
民衆に対する目に見えない戦争である
負債は社会を征服し、奴隷化するための武器であり
利息は最も重要な攻撃手段である
ほとんどの人がこの現実に気づかないまま
政府や企業と共謀する銀行は
この経済戦争の戦略を洗練、拡大させ
世界銀行や国際通貨基金(IMF)などの
新しい基盤を生み出しており
また、新しいタイプの兵士をもつくりだした
エコノミックヒットマンの誕生だ
"国家を征服し奴隷化する方法は2つある 1つは剣によって、もう1つは債務によって成す"
- ジョンアダムス- 1735-1826年
我々エコノミックヒットマンは、真の国際的帝国を作るために 重要な役割を果たしてきた
我々は様々な方法を使う
よく使うのは、 企業が切望する石油のような資源を持っている国を特定し
世界銀行またはその姉妹組織から、 その国への巨額の融資を手配するという手法だ
しかし、そのお金は実際にその国へ行くことはない
代わりに、大企業がお金を受け取り、 その国のインフラ施設を建設しに行くのである
発電所、工業団地、貿易港...
これは我々の企業に加え、その国の数少ない
お金持ちに利益をもたらすことばかりである
大多数の人々の役にはまったく立たない それなのに、大多数の人々
つまり国全体には、巨額の借金が残される
彼らが決して返済できない巨額の借金だ そしてこの返済できないことが計画の一部である
_
そして適当な時期になると、 私たちエコノミックヒットマンがその国へ行き、こう言う
"借金を返せないなら、石油を売りなさい
我々の石油会社に本当に安くね"
"もしくは我々がこの国で軍事基地を建設することを 許可するか
イラクのような場所に我々を支援する軍隊を送ることを許可しなさい 或いは、次の国連で我々と同じものに票を投じなさい"
"彼らの電力会社を民営化し
上下水道を民営化して、米国の企業や
他の多国籍企業に売却するために"
すべてが急激に成長する 国際通貨基金と世界銀行の典型的なやり方だ
彼らは国に返済できないようなあまりにも巨額な借金を負わせ
それから再度融資の提供を申し出て、 さらに多くの利息を払わせる
その後に求められる、
"融資条件"または"良い統治"と呼ばれているものは
基本的には彼らの多くの資源を 外国の企業に売却しなさいという意味だ
これには、公益事業の会社、時には教育システム
行刑制度
保険などのような社会サービスが含まれる
これは2倍、3倍、4倍の致命的な一撃になる
エコノミックヒットマンの活動が始まったのは1950年代で
イランでモサデクが民主的に選出された時だ
彼は中東を含む世界中で民主主義の希望の星と見られていた
彼はタイム誌の"マン オブ ザ イヤー"に選ばれた
しかし、彼は外国の石油会社が石油をより多く得るために
不当に多くの支払いをイランに要求していたことと
イランの人々は自国の石油からもっと恩恵を 受けるべきだという考えを広め始めた
もちろん私達はこれを好まなかった しかし、 私達の常套手段である軍の派遣にはためらいがあった
代わりに、一人のCIAエージェント、テディルーズベルトの親戚でも あったカーミットルーズベルトを送り込んだ
カーミットは数百万ドルを持っていき、短期間で効率的に
モサデクを失脚させることに成功した
そして石油取得に都合のよい、イラン国王を政権に立たせた それは非常に効果的だった
"テヘランでの暴徒たち
陸軍士官は、 モサデクが降伏し事実上の独裁政権は終わったと叫んだ
写真は、感情を裏返しにして街をパレードしているイラン国王
イラン国王の帰還は歓迎された
米国のワシントンでは、人々はお互いを見合ってこう言った" ああ、それは簡単で安かったな"
この経験を基に、国を巧みに操作し、 帝国を作り出す方法が確立された
ルーズベルトの唯一の懸念は、 彼はカードを持つCIAのエージェントであるということだった
もし彼が捕らえられれば、かなり深刻な事態になっただろう
だから世界銀行、IMF、またはその類似機関を通じて 資金を運ぶのに
民間のコンサルタントを使うことが決定されたのである
これは私のような民間企業に勤務する人を使うためである
そうすれば、我々が捕まったとしても政府には影響がない
アーベンズがグアテマラの大統領になった時、 この国はユナイテッド フルーツ社と
大きな国際的企業の指揮下にあった アーベンズは 我々はこの国の土地を国民に返したい"といって選挙に臨んだ
そして彼が政権についたらすぐに、 人々に土地の権利を与える政策を実施した
しかし、ユナイテッド フルーツ社はそれを良く思わなかった
彼らは広告会社を雇って、 米国で大規模な広報活動を実施した
それは、アーベンズがソ連の操り人形であり、 もし彼が権力の座に居座り続けるなら
この南北アメリカ大陸において、ソ連に足場ができることを
米国の人々、市民
メディアと国会に信じさせるためのものだった
あの時代は皆、 共産主義に大きな恐怖感を持っていたのである
端的にいうと、この広報活動が
この男をCIAと軍隊が消すという約束につながったのである
そして我々はそれを実行した 戦闘機と兵士、 手先を送り込んだのである
男を消すために必要なすべてのものを派遣した そして男は消された
彼が失脚してすぐに、別の新しい男が権力の座に就き
国際的大企業のためのほとんど すべての政策を回復したのである
その国際的大企業には、 ユナイテッド フルーツ社も含まれている
エクアドルは長年にわたって、 米国支持の比較的残忍な独裁者に支配されていた
そしてある時、本当に民主的な選挙をやろうと決められた
ジェイミー ロルドスが選挙に立候補し、大統領としての目標は
エクアドルの資源が国民のために使用されることであると述べた
圧倒的な強さで彼は勝った
エクアドル史上最多の票数で
大統領になってから、彼はこれらの政策を実施し始めた
石油の利益が確実に人々を助けるために使われるようになった
しかし、我々アメリカ合衆国はそれを好まなかった
私はロルドスを変えるために送り込まれた エコノミックヒットマンの一人である
彼を腐敗させるため...彼を手懐けるため... 彼に知ってもらうため...もうご存じだろう
"わかるだろう?もし我々のゲームをするなら、 君は家族とともに大金持ちになれる"
"ただ、もし君が公約したこれらの政策を止めないなら、 君はいずれどこかに消えてしまうことになる"
彼は聞かなかった
そして彼は暗殺された
飛行機が墜落してまもなく、全地域が封鎖された
中に入ることが許されたのは、近くの基地から来た米軍と
一部のエクアドル軍だけだった
調査が始まった時
二人の重要な目撃者は、証言する前に
自動車事故で亡くなってしまった
ジェイミー ロルドス暗殺の前後には
非常に奇妙なことがいくつも起こった
この事件に関心を持った他の人達と同じように
私も彼は暗殺されたに違いないと思う
もちろん、私はエコノミックヒットマンの立場から
彼に何が起こるかは常に予測できた
クーデターか暗殺かはわからなかったが、 彼が何らかの形で失脚することはわかっていた
なぜなら、彼は我々が望むようには腐敗しなかったからだ
パナマ大統領だったオマル トリホスは
私の大好きな人物の一人である
彼はとてもカリスマ的な存在だった 彼は自分の国を本当に救いたかったのだ
そして私が彼を買収しようとしたり腐敗させようとした時、 彼は言った"なあ、ジョン..."
(彼は私をジュアニートと呼んだ)
"なあジュアニート、私は金は必要ないんだ 私がこの国の為に本当に望んでいるのは
公平に扱ってほしいということだ
アメリカがここでやった全ての破壊行為の借りを、 私の国民に返して欲しいんだ
私は、他のラテンアメリカの国々の独立を助けられる 立場にいなければならない
そして、北のこの恐ろしい存在感から
解放する手助けをしなければならないのだ
君の国は我々を酷く搾取している
私はパナマ運河をパナマの人々の手に返さなければならない
それが私のほしいものだ
だから、ほっといてくれ 私を買収しようとするな"
1981年の5月、ジェイミー ロルドスは暗殺された
オマルはそれをよくわかっていた
トリホスは家族を集めてこう言った
"たぶん次は私だ でもいいんだ
私はやり遂げたのだから
私はパナマ運河の再協定をした
運河は今度こそ、私達のものになるだろう 私達はジミー カーターと協定を終えたのだ"
その同じ年の6月、ほんの数ヶ月後に
彼もまた飛行機事故で墜落した
それは疑う余地も無く、 CIAに支援された手先によって遂行されたのだ
大量の証拠から
トリホスが飛行機に乗る最後に、セキュリティーガードの一人が
彼にテープレコーダーを渡したことが明らかになっている
小さなテープレコーダーの中には爆弾が入っていた
私にとって興味深いのは
このシステムが、より洗練される以外はほとんど同じ方法で
何年も何年も続いてきたことだ
そして次は、ごく最近にベネズエラで起こったことだ
1998年、ウゴ チャベスが大統領に選ばれた
ベネズエラではそれまで
経済はほとんど破綻し、 大統領も腐敗した人物が続いていた
チャベスはすべてが混乱した状態の中で選出された
チャベスは米国に対して立ち上がり
ベネズエラの石油がベネズエラの人々の為に
使われることを要求した
そう...アメリカはそれが気に入らなかった
そして2002年に
クーデターが実行された 私には何の疑いもなかったが
他のほとんどの人も、C IAがクーデターの背後にいると思っていた
クーデターが扇動された手法は
カーミット ルーズベルトがイラクでした事を 思わせるようなやり方だった
人々にお金を払って、通りで暴動を起こさせ、抗議させて
チャベスは評判が悪いと言わせる
おわかりだろうが、数千人にそうさせることができたら
テレビはそれが国全体の事であるかのように見せつけ
民衆の間で急速に広がっていく
しかしチャベスの場合は例外だった
彼は非常に頭がよくて、人々も彼を強く支持していたため
これを乗り越えたのである
それはラテンアメリカの歴史の中で驚異的な瞬間だった
イラクは、このシステム全体がどう働くかを示す完璧な例である
我々エコノミックヒットマンは防衛の第一線である
我々はその国に入り込んで政府の腐敗を目論み
巨額の融資を受け入れさせようとする
そして彼らを手中に収めるために、その負債をてこの力として使う
しかし、パナマのオマル トリホスや エクアドルのジェイミー ロルドスのように
腐敗させられるのを拒否された場合は
我々は防衛の第二線であるジャッカルを送り込むのである
ジャッカルたちは政府を転覆させるか、もしくは暗殺する
そしてその後、新しい政府が受け継ぎ
もちろん、従順になる
なぜなら、新しい大統領は、 いうことを聞かないと何が起こるかを知っているからだ
イラクのケースでは、両方のやり方が失敗した
エコノミックヒットマンはサダム フセインを 取り込むことができなかった
我々は彼に、サウジアラビアが受け入れたのと よく似た取引を持ちかけた 我々は熱心に試みたが
彼は受けつけようとしなかった
そこで、彼を消す為にジャッカルたちが送り込まれた
しかしそれも失敗に終わった 彼のセキュリティーは非常に優れていた
というのも実は、フセインは一度CIAの為に働いたことがあるのだ
彼はイラクの前大統領を暗殺するために雇われたことがあり、 それは失敗したが
彼はそのシステムを知ることができた
そして1991年に我々は軍を送り込んで
イラク軍を一掃した
その時点でサダム フセインは
気が変わるだろうと我々は推測した
あの時に彼を消すこともできたのだが、そうしたくなかった
彼は、私達が好むような種類の強い男だからだ
彼は人々を支配することができた 我々は彼がクルド人をコントロールし
イラン人が国境を越えることを防ぎ、 私達の為に石油を掘るだろうと思った そして我々が彼の軍を一掃すれば
彼はまた我々の手に戻ってくると思ったのだ
それで、エコノミックヒットマンは90年代に
成果なしで帰ったのである
もし成功していたなら
フセインはまだ権力の座にいただろう 我々は彼が欲しがるだけのジェット戦闘機などの
欲しいものを何でも売っているだろう だができなかった 彼らは成功できなかったのだ
ジャッカル達はまた彼を消すことができなかったので、 我々はもう一度軍を送り込んで
今度は仕事を完成させ、彼を消した
そしてその過程で、我々は非常に儲かる建設の仕事を
生み出したのである
我々が破壊した国のインフラ設備を 再建築しなければならないから
もし大きな建設会社を持っているなら
これはかなり美味しいビジネスになるのだ
イラクの事から3つの段階があることがわかるだろう
エコノミックヒットマンが失敗し
ジャッカル達も失敗すると、最後の手段として 軍隊が送り込まれる
その方法で、我々は一つの帝国を本当に作り上げたが
我々はとても巧妙に、内密に実行した
過去の全ての帝国は軍隊によって築かれ
それを誰もが知っていた
イギリス人は自分らが帝国を築いているのを知っていた フランス人、ドイツ人、ローマ人、ギリシャ人も
そして彼らはそれを誇りにしていた 彼らにはいつも何か口実があった
文明を広げるため、宗教を広めるためなどのように
しかし、彼らは何をしているかがわかっていた
私達はそうではない
アメリカの大多数の人々は
私たちが秘密の帝国がもたらす恩恵によって暮らしているとは、 思いもしないだろう
今日の世界には、かつてないほどの奴隷制度があるのだ
そこであなた自身に問いかけなければならない もし帝国であるなら、 誰が皇帝なのだろうか
アメリカ合衆国大統領が皇帝ではないのは明らかである
皇帝は選出される人ではなく、任期もない
誰かに報告することもない
だから、アメリカの大統領は皇帝とはいえない
だが、皇帝と同等と考えられるものがある それは、私が"企業統治体"と呼ぶものだ
企業統治体は我々の最大の企業を運営する
個人のグループである
彼らは本当に帝国の皇帝のようにふるまう
彼らは直接の所有権や広告を通して
メディアをコントロールする
彼らはほとんどの政治家をコントロールする
企業を通してか
企業から出される
個人的な寄付を通して
選挙活動に融資するからである
彼らは選出されず
限られた任期に従事することなく
誰に報告もしない
企業統治体のトップが、企業のために働いているのか
それとも政府のために働いているのかは判断できないだろう
なぜなら、彼らはいつも行ったり来たりしているからである
ある時はハリバートン社のような
大手建設会社の社長であり
またある時は、アメリカ合衆国の副大統領である
以前は石油業界にいた大統領もいる
これに関しては、民主党と共和党のどちらが政権についても 同じである
回転ドアのようにして彼らは行ったり来たりしている
私達の政府の隠れた部分で何度となく
私達の企業らによって政策が実施される
どちらにしろ
政府の政策は基本的に企業統治体によって
考案されたもので
その後、政府に提出され
それらが政府の政策になる
信じられないほどの癒着である
これは陰謀論などではない
この人達は何かをするために
集まって計画を企てる必要はない
彼らは基本的に一つの目的を基にして行動する
それは、彼らが社会的、環境的な犠牲を無視して
最大限の利益を得るということである
債務、贈賄、政権の崩壊を通じて行われる
企業統治体による巧みな操作の過程は
グローバリゼーションと呼ばれる
連邦準備銀行がアメリカの国民を、永久的な借金、 インフレと利息によって
契約奴隷にしておくのと同じように、 世界銀行と国際通貨基金は
これを地球全体規模で遂行している
この詐欺の根本は単純である
ある国自身の失態や
または指導者を腐敗させることによって債務を負わせ
それから"融資条件"や"構造調整政策"を課す
それには大抵次のことが含まれる
通貨価値の低下
通貨の価値が下がると、その通貨で価値を付けられている すべてのものの価値も下がる
これはその国の固有の資源を、捕食者の国々に
安値で利用可能にする
通常教育や保健医療などの
社会計画の大規模な費用の削減が
社会の健全さや統一性を損なわせ、 搾取しやすい状態にする
_
国営の企業の民営化
これは、社会的に重要なシステムが、外国企業に買収されて
その企業の利益のために規制されることを意味する
例えば1999年に世界銀行が、 ボリビア政府に国で3番目に大きい都市の
公共水道設備を米国企業のブクテル社の子会社に 売ることを強要した
このことが起きてからまもなく、 既に貧困化状態にあった地元住民への水道料金の請求額が
急騰した
ブクテル社の契約が無効になったのは、 人々による反乱が全体的な運動になってからであった
それから、貿易上の規制の解除による
貿易の自由化や経済の開放がある
これはいくつもの悪い経済的徴候を生む
多国籍企業が自分達の大量生産された商品を
地元の生産物よりも安く持ち込み、地元の経済を破綻させる
ジャマイカの例では
世界銀行の融資とその条件を受け入れてから
西側からの輸入と競争によって 最も金になる農作物の市場を失った
今日、無数の農家が失業している
大企業と競争できないからだ
他の例としては、経済的な困窮につけこんだ無数の搾取工場 (低賃金で長時間労働させる工場)がある
これは外見上は気づきにくく、無秩序で非人道的である
さらに、生産規制の緩和のせいで環境破壊が永続し
大量の汚染を排出する一方で
国の資源が無配慮な企業によって搾取される
世界の歴史上最大の環境訴訟は、 3万人のエクアドル人とアマゾンの人々を代表して、 テキサコに対して起こされたものである
テキサコは現在シェブロンに所有されているが、 訴訟はテキサコの行いに対するものである
それはエクソン バルディーズ号がアラスカ沿岸に 投棄した量の18倍以上だと推定されている
しかしこのエクアドルのケースは事故ではない 石油会社が意図的にしたことである お金を節約するために適切な廃棄をしなかったのだ
さらに、世界銀行は貧困を緩和して貧しい国の発展を 助けると公に主張しているが、業績記録をざっと見る限り
実際は貧富の差を広げること以外、何もしていない
一方で企業の利益は急上昇している
1960年に、5番目に裕福な国と、 5番目に貧しい国の人々の所得差は、30対1だった
1998年頃にはそれは74対1になった
1970年から1985年にかけて、世界全体のGNPは40%上昇したが、 貧困層では17%増加しただけだった
1985年から2000年にかけて、 1日1ドル以下で生活している人の人数は18%増加した
アメリカ議会の合同経済委員会でさえ、 世界銀行のプロジェクトの成功率はたった40%だと認めた
1960年代後半、世界銀行はエクアドルに 大規模な融資で介入した その次の30年間で、貧困は50%から70%に増加した
不完全雇用と失業者は15%から70%に増加した 公債は2億4千万ドルから160億ドルに増えた一方で
貧しい人々に配分される資源の割り当ては20%から6%に落ちた
事実、2000年までは、エクアドルの国家予算の50%が負債額を 払うために割り当てられなければならなかった
世界銀行は、実は米国の利益をサポートする米国の銀行で あることを理解するべきである
アメリカ合衆国が最大の資本支援者であるために、 何かを決定する際に拒否権を握っているのだ
しかし、米国はどこからそんなお金を得たのだろうか そう、部分準備制度を通して、何もないところから作り出したのだ
年間GDPに基づいた世界経済主体のトップ100では、 そのうち51が企業である そして51のうち47が、 米国を拠点としている
ウォルマート、GM、そしてエクソンは、サウジアラビア、 ポーランド、ノルウェー、南アフリカ、フィンランド、インドネシア 他多くの国よりも経済的に力を持っている
そして、保護貿易の貿易障壁が崩されたため、 各通貨は混ざり合い、流動性のある市場で操作され
国々の経済はグローバル経済の自由競争にとって 有利なように転覆させられ、そして帝国は拡大される
あなたは自分の小さな21インチのテレビの上で、 アメリカと民主主義を叫ぶ
アメリカなんてなければ、民主主義もない
あるのはIBM、ITT、AT&T、それからデュポン、 ダウ、ユニオンカーバイドとエクソンだけだ
これらは今日の世界の国々なのだ
カール マルクスよ、 今ロシア人達は政府協議会で何について話すと思う?
彼らは我々がするのと同じように、 線形の計画図表、統計的決定論理
最小、最大の解法を用いて、 取引や投資の価格-コストの確率計算をする
我々はもう、国やイデオロギーの世界には住んでいないのだよ、 ビールさん
この世界は、ビジネスの不変の規則によって厳しく決定された
企業の共同体である
世界はビジネスなのだ、ビールさん
これまでの結果から、世界の統合
特に、経済的な意味でのグローバリゼーションと
架空の"自由貿易"資本主義は
紛れもなく"帝国"を意味するのである
世界銀行、国際通貨基金、世界貿易機構などの
国際的金融機関は不適切ではあるが"帝国"であり
それらによる"構造的調整"や"融資条件"から 逃れることができているのは
本当にわずかな国々だけである
私達は生きている間にグローバル化による 経済の統合を見るだろう
たとえ不均衡でも、世界のすべての国の経済が、 地球規模の一つの自由市場システムとなるのだ
世界は、ビジネスの権力によって支配されている 彼らは、私達が生活するのに必要な天然資源を支配し
同時に、私達が資源を手に入れるのに必要なお金を コントロールする
最終的には、人間の命ではなく金融と 企業の権力に基づく世界の独占が起こるだろう
そして、不平等の増大につれて、 ますます多くの人が絶望的になる
それによって体制は、このシステムに挑戦するものに 対処する新しい方法を考え出さなければならなかった
このため、彼らは"テロリスト"を生み出したのである
"テロリスト"とは体制に挑戦的な個人や グループを指す言葉である
これを、1980年代に米国が支持したムジャヒディンの データベースの名前である"アルカイダ"と
混同してはならない
"アルカイダと呼ばれるイスラム教の軍隊またはテロリストグループは 存在しないのだ そしてすべての諜報士官はこれを知っている
だが、あるグループの存在を世間に 信じさせたプロパガンダキャンペーンがある
このプロパガンダの背後にいるのは米国である" - ピリー ヘンリー ブネル、前イギリス外務大臣
2007年には、テロに対する世界規模の戦争のために、 米国防総省が1618億ドルを受け取っている
国家テロ対策センターによると、 2004年には世界で約2000人がテロによって殺害された
その中に、アメリカ人は70人いた
この数字を一般的な平均値として扱うと、 ピーナッツアレルギーで亡くなる人数は
テロ行為による死亡者数の2倍である
更に、アメリカでの最多の死因は冠状動脈性心臓病であり、 毎年約45万人が死亡しているが
2007年に政府がその研究資金のために割り当てた 予算は30億ドルだった
これは、6600倍も人を死なせる病気に使った資金の
54倍もの資金をテロ防止のために費やしたことを意味する
しかし、米国の利益のために実行されるどんな活動に対しても
ニュースの上ではテロリズムとアルカイダの名前が 勝手につけられるのだ
作り話はどんどん膨らんでいく
2008年半ば、米司法長官は
米国議会が正式に空想(テロリズム)との戦いを宣言することを
提案した
2008年7月において、米国のテロリストのウォッチリストには
100万人を越える人物が載せられているが
いわゆる"反テロリズム政策"は、 社会を守ることとまったく関係がなく
国内外の
反アメリカ感情から
体制を保護するためであり
世界的な搾取を行う貪欲な企業帝国の拡大のために
合法的に作られたものである
私達の世界に対する真のテロリストは、 深夜の暗闇で待ち合わせることも
暴力行動の前に"アッラーは偉大なり"と叫ぶこともない
私達の世界に対する真のテロリストは、5000ドルのスーツを着て
金融、政府、企業で最高のポジションで働く人達である
それなら、私達はどうすればいいだろうか
計り知れないパワーと、貪欲と腐敗が満ちたシステムを どうやったら止められるだろうか
私達は、どうしたらイラクとアフガニスタンで何百万もの人が 虐殺されたことに哀れみを全く感じない
この異常な集団の行動を止めることができるのだろうか
企業統治体がウォール街の利益の為にエネルギー資源と アヘンの生産をコントロールできるわけだ
1980年以前は、アフガニスタンが生産するアヘンは 世界の供給量の0%だった
米国のCIAが支援したムジャヒディンが、ソ連、 アフガニスタン戦争に勝ってから、 1986年までには世界のヘロイン供給の40%を生産するようになった
1988年には、総市場供給の80%を生産するようになった
しかしそこで、予期してなかった事が起こった
タリバンが権力を握るようになり、2000年までには彼らは ほとんどのアヘン畑を破壊してしまった 生産は3千トン以上から、 たったの185トンに下落した 94%の減少だ
2001年9月9日、ブッシュ大統領の机の上には アフガニスタン侵攻計画が置かれていた
2日後には、彼らには言い訳ができた
今日、アメリカの手中にあるアフガニスタンのアヘン生産は
世界のヘロインの90%以上を提供し、 ほぼ毎年生産記録を更新している
どうしたらマディソン通りの利益のため
貧しい人々に"搾取工場の奴隷的労働"を強要する、 貪欲と腐敗のシステムを止めることができるのだろうか
または、世間を操ることが目的の、 自作自演のテロ攻撃を工作するシステムや
搾取される社会操作様式を生み出すシステム
自らの欠点から自身を守るため、 組織的に市民の自由を削減し、人権を侵害するシステム
これらを止めることができるだろうか
外交問題評議会、三極委員会、ビルダバーググループなどの
政治、社会、経済と環境について共謀と コントロールを行っている非民主的組織について
私達はどのように対処すればいいのだろう?
答えを見つけるには、まず根源にある原因を 見つけなければならない
実際、利己的で、腐敗した権力と利益を根本とする集団は、 問題の本当の根源ではなく
彼らは症状なのだ
"欲望と競争は、人類の不変的な気質というわけではない
強欲と物質不足への恐怖は実は 作り上げられて拡大されてきたのである
その結果として、 我々は生き残るために互いに戦わなければならないのだ"
- ベルナルド リエター- ヨーロッパ通貨システムの設立者
私の名前はジャック・フレスコ
工業デザイナーで、ソーシャルエンジニアです
社会、そして万人にとって 持続可能なシステムの構築に興味があります
まず「腐敗」という言葉は、貨幣にもとづいた言葉で、 倒錯した行為、つまり人々の幸福にとって 破壊的な行為という意味があります
人間のふるまいを指しますが、人間のふるまいは、 明らかに環境により決定されています
もしあなたがセミノール族のインディアンに育てられ、 他のものを見なければ、あなたはそこからくる価値観を
維持するわけです
これは国家や家族についても同じです
それらは子ども達にそれぞれの信仰や国家を教え込み、 その一部と思わせます
そうして「確立した」社会というものを形成するのです
彼らは実行可能な視点を確立し、それを永続させようとします
ところが実際には社会とは不意に生まれるもので、 確立されたものではないのです
そのため彼らは、既存システムに干渉する新しい考えと 対立するのです
政府は権力を維持しようとします。 人々は世の中を変えるために選挙で選ばれるのではなく、
体制を維持するために議会へ送られるのです
そのため腐敗の根本は私たちの社会の中にあるのです
すべての国々は、既存の組織を維持しようとするため、 基本的に腐敗しているのです
すべての国々を支持したり非難する気はありませんが、 共産主義、社会主義、ファシズム、自由企業制度、 他のサブカルチャーもすべて同じです
それらはすべて基本的に腐敗しています
私たちの社会組織のもっとも根本的な特徴は
自己保存が必要ということである
企業、宗教、あるいは政府にしても
第一の関心は体制維持にある
たとえば、石油企業が絶対に欲しくないものは、 かれらが制御できないようなエネルギーの効率化にあります
それが実現すると企業が持つ社会的意味は少なくなるからです
同様に、冷戦及びソビエトの崩壊は、実は
アメリカの既存の経済的、 世界的覇権の維持及び永続のための方法でしかなかったのです
似たように、宗教は人間に罪悪感を覚えさせます
それぞれの宗教は許しと救いに至る唯一の道順を オファーするわけです
こうした組織自己保存の核となる所に貨幣制度があります
力、そして生存のための手段を提供するのがお金だからです
したがって、貧しい人が、 生存のために盗みを働くよう仕向けられるのと同じように、
組織の利益見込み性を続けるために、 必要なあらゆる事をするというのは自然な傾向です
このことは、利益に根ざした組織が自ら変わるというのを 本質的に困難にしています
人々の大規模な集団の生存を脅かすだけでなく
贅沢さや権力に関連付けられた物質的ライフスタイルをも 危険にさらします
ですので、組織を維持するという気が遠くなるような必要性は
、その社会的意義に関わらずお金や 利益を必要とする所に大きく依拠します
「中に何が私のためにあるの?」これが人々が考える理由です
だから、人がある製品を売ってお金を稼いだとしたら
それは、彼の組織を脅かす別製品の存在との戦いになるはずです
ですので、人々は公平になる事は出来ません。 そして人々はお互いを信頼しません
男がやって来て「お探しの家があるんですよ」と言ったら、
彼はセールスマンです
医者が「ちょっと肝臓を取り出す必要があります」と言ったら
彼がヨットの代金を支払おうとしているのか、 私の肝臓が摘出されねばならないのか、分かりません
貨幣制度においては、人々を信頼するというのは難しいことです
あなたが私の店にやってきて、私が
「私のところのランプは超いいですよ、 でもお隣のランプはもっといいです」
と言ったら、私は長くはビジネスをしていられなくなるでしょう。 機能しないわけです
もし私が倫理的なら、機能しないわけです
だから、産業は貴方を大切にしている、という時、 それは真実ではありません
産業は倫理的である事は出来ません
ですのであなたのシステムは人々の福祉に仕えるように デザインされているのではないのです
まだ分からないなら、もし産業が人々を大切にしているなら
仕事のアウトソーシングは無いはずです
産業は気にしたりしません
彼らは、単に労働が自動化されていないという理由だけで 人々を雇っているのです
ですので謙虚さや倫理について語るのはよしてください。 無理だし、ビジネスを維持できないですから
社会システムのいかんに関わらず、つまり
ファシズム、社会主義、資本主義、あるいは共産主義だろうと
下地になっているメカニズムはまだ、 お金、労働、競争である、と指摘するのは重要です
共産主義中国はアメリカ同様資本主義的です
唯一の違いは、 国家が企業に介入する度合いのレベルぐらいです
現実は、いわば「お金主義」、こそが本当のメカニズムなのです
そしてそれはこの地球上の全ての国の利害のガイドとなっています
最も攻撃的でそして支配的なこのお金主義のバージョンとしては、
自由企業システムがあります
初期の市場経済学者達、例えばアダム・スミスによって 推奨された根本的概念は
利己と競争が社会の繁栄に繋がる、というものでした
というのも競争が動機を生み、 それが人々をして我慢させる事になるからです
しかし、この中で話されていないのは、 競争に基づく経済が
不可避的に戦略的腐敗、権力と富の強化・合併
社会的階層化、技術の蹂躙、労働者酷使
そして最終的に、裕福なエリートによる、 内密な形の政府による独裁へと導く、ということです
「腐敗」という語はよく、モラルの倒錯と定義されます
企業がお金を節約する為に有害物質を海に垂れ流したりすると
大抵の人は「腐敗した振る舞い」であると認識するでしょう
もっと一般的なレベルで言えば
ウォルマートが小さな町に進出して、 彼らと競争できないために地元の零細自営業を 閉店に追いやるとすると
グレイなエリアが誕生します
ウォルマートが何か悪い事をしましたか?
何故彼らが、破壊した自営業者の事を 気にしなければならないのですか?
さらにもっと一般レベルで言うと、
より定額のコストで仕事が出来る新しい機械が 登場した為に人が解雇されるとすると、
人々は大抵
「そういうものだ」として受け入れるでしょう
本来のそうした行いの非道徳性を見る事なくそう言うわけです
なぜなら実際は
汚染物質を垂れ流したり、独占企業があったり、 労働力の縮小化であったり、
動機は同じだからです
利益です
それらは全て別段階の自己保存メカニズムなのです
そしてそれはいつも人々の福祉を、 お金を稼ぐ事の二の次として扱っています
ですので、腐敗はお金主義の副産物ではなく
源泉そのものなのです
大抵の人がこうした傾向をそれぞれのレベルで認識するにせよ
大多数の人々は、こうした利己的なメカニズムを 持つ事による広汎な副次的影響
を社会に内在する精神構造としてみる事が 出来ないほどナイーブなのです
内部文書が示す所によると、この企業が積極的そして確実に、 エイズウイルスに感染した薬物があったと知った後で
アメリカ市場から製品を撤退し
フランス、欧州、アジア、南アメリカに垂れ流したそうです
アメリカ政府はこれが起きる事を許した
FDAはこれが起きる事を許し、今、政府は全く逆の方向を見ています
何千もの無辜の血友病患者がエイズウイルスで死にました
この企業は、確実にそれがエイズに感染していると知っていた
この災難を利益に変えるべく垂れ流したのです
わかったでしょ? 内蔵された腐敗なわけです
私たちはお互いをだましあっているのです
謙虚さは期待できません
誰を当選させるかという感覚です
民主主義という言葉で考えますが
民主主義はお金に基づく経済では実現不可能です
自分の地位を宣伝する為のより多くのお金を持っていたら
、政府内における地位ですね、
それは民主主義ではないです
差別的優位性にあるそうした各種地位に仕えるだけです
つまり、いつもそれはエリート主義者による独裁なのです
財政的に豊かな人々ですね
この国においては、民主主義を実現するか
少数の手に富が集中されるかの二つしか無いが
両方持つ事は不可能だ--ルイス・ブランダイス〜最高裁判事
あまり認知されていない人々がテレビに 大統領候補として奇跡的に現れて
テレビで大統領候補として
で、あなたが知らないうちに
どうやら、超リッチな少人数の集団から一人選ぶしかないようになり、
そして彼らはどうやら同じ社会観を有しているようで・・・
勿論これはジョーク
投票用紙に記載された人々は
事前に、許容可として、 実際にショウを牛耳っている既得財政権力者達に選ばれ
てそうされているわけです
ですがこの民主主義の幻想を理解する多くの人はよく、
「正直で倫理的な候補を権力の座に就けたら
全部オッケーになるんだがなあ」
と言いますが、確かにこれは、確立物偏重の世界観からすれば、 筋の通った事のように見えますが
それは、不運にも、また別の誤信です
というのも、何が本当に重要なのか、という問題になったとき、
政治組織、したがって政治屋達自身
は、私たちの世界、 社会を機能させるという面において全く関連性はないのです
政治屋が問題解決するのではないです
彼らには技術的能力がない
どう問題を解決するかを知りません
たとえ彼らが誠実だとしても、どう問題を解決するかを知りません
技術者なんですよ、脱塩工場を製造するのは
技術者なんですよ、あなたに電力を提供するのは
自動車を提供するのは
家を暖め、夏場には冷たくすることを可能にしているのは
問題を解決するのは技術です、政治ではありません
政治は問題解決できません、 なぜならそのように訓練されていないからです
ほとんどの人が今日、立ち止まって考慮しようとしません、
彼らの生活を発達させるものが何であるかを
お金か?
勿論違う お金は食べれないし、 車に押し込んで走らせることもできない
じゃあ政治?
政治屋ができることは、法律を作り
予算を組み、そして宣戦布告するぐらいです
宗教か?
勿論違う。宗教は、触れない感情的救いを、 それを求める人々にだけ作り出す以外の
事は無いですから
人間として私たちがもつ本当の贈り物、それは
唯一無二にして私たちの生活を向上させてきたものです。 すなわち
テクノロジー(技術)です
テクノロジーって?
テクノロジーとは鉛筆だ
それによりアイデアを紙に凝固させ交流を可能にする
テクノロジーは、足で歩くよりも早く旅行する事を 可能にする自動車だ
テクノロジーとは眼鏡で、 それを必要とする人々に視界を提供する
応用テクノロジーそのものは、 単に人間の行為の延長でしかありません
それにより人々を日々の窮屈な労働や問題から自由にします
電話が無かったり、
オーブン、
コンピューター
飛行機
貴方の家にある全て、あって当然と見なしているもの全て、 ドアの呼び鈴から
テーブル
食器洗い器
全てはテクノロジーなのです。 人間の技術者の創造的科学的発明の才によって 生み出されたテクノロジーなんです
お金でも、政治でも、そして宗教でもありません
これらは間違った組織です
あなたの議員に手紙を書くのはわくわくするものです
人々は言います「なにか処理してもらいたいなら あなたの議員に書け」と
ワシントンにいる連中はテクノロジーの最前部たらねばなりません
人間学の最前部たらねば
犯罪の最前部たらねば
人間行為を形作る全ての要因の最前部たらねば
議員に手紙を送る必要等ありません
その仕事をする為に任命された彼らは何ものです?
未来は大きな困難に直面するでしょう
そして政治屋により提起される質問は
「プロジェクトはいくらコストかかるの?」です
問題は「いくらコストがかかるか」ではないのです
資源はあるのか、なのです
今日、全ての人に家を提供するだけの資源があります
世界中に病院をたてたり
世界中に学校を建てたり
教育用に研究所に最適な装備を提供し、 医療研究をするだけの資源があるのです
わかったでしょう?こうしたもの全てがあるのに、 私たちは未だに貨幣制度内にあるのです
で、貨幣制度には利益がある
利己心以外に利益システムを 誘導する根本的メカニズムとはなんでしょう
競争的最先端の状態を保つものはなんでしょうか
高効率と持続可能性でしょうか?
違う。デザインの一部ではありません
利益に基づく私たちの社会で作られるもの全ては、 とてもじゃないが持続可能、効率的とは言えません
もしそうなら、数百万ドルレベルの自動車用サービス産業は 存在しないでしょう
あるいは、大抵の電子機器が、 時代遅れになって寿命が3ヶ月以内っていう事もないでしょう
では豊富さか?
絶対に違う
豊富さ、需給法則に則ったそれは
実際にはネガティブなものです
ダイアモンド会社が、 掘削中に従来の10倍の量のダイアモンドを見つけたら、
つまりそれはダイアモンドの供給が上昇し
一つあたりのコストと利益が下がるという事ですが
実際には、効率性、持続可能性、そして豊富さは
利益の敵なのです
「稀少性」のメカニズムなのです、利益を増やすのは
稀少性とは?
製品を価値あるものに保つ、という原則に則ります
オイル産出量を鈍化させると、価格があがります
ダイアモンドの稀少性を保つ事は価格を高く維持させます
キンバリー・ダイアモンド鉱山で取れたダイアを焼くんですよ。 ダイアは炭素でできています
それが価格を上昇させ続けます
ということで、稀少性が、自然に、ないし工作を通じて作られるを 問わず産業にとって都合が良い場合、それは
社会にどういう意味があるでしょうか
それが意味する所は、持続可能性と豊富さは利益システム内では 一生起きる事はない、ということです
構造の基本的な性質とは真逆を行っているからです
したがって、戦争や貧困の無い世界を持つ事は不可能
継続的にテクノロジーを、最も効率的で生産的な レベルにまで上達させる事は不可能
なわけです
最も劇的なのは
人々が、真に倫理的で謙虚に
ふるまう
事を期待するのは不可能だ、ということです
振る舞いを信頼できないので、「本能」という言葉をよく使いますが
彼らは座って、知識不足状態で評価するわけですが、
こう言うのです
「人間はある程度設計されたものだ」「貪欲は自然なもんだ」
と、何年もかけて考えてきたかのように言うのです
服を着るのと同じぐらい自然なのだ、と。
私たちがしたいことは
問題発生原因を根絶し、
貪欲、嫌悪、偏見を発生させるプロセスを
根絶し、
人々がお互い出し抜いたり、エリート主義を根絶する事です
監獄や福祉援助の必要性を根絶しつつ、ね。
稀少性、物々交換、稀少性を生む貨幣制度の中に住んでいた為、 いつでもこうした問題がありました、
もし、「社会的攻撃的振る舞い」と呼ぶものを 生み出す環境(条件)を根絶できれば、
それ(社会的〜)は存在しなくなります
野郎が「おい聞け、彼らは生まれつき?」と言うが
違います
社会学で言う人間性というのは存在しません、 振る舞いがあるのみです
歴史を通じ常時変更されてきました
嫌悪や、貪欲、腐敗、ないし嫌悪と共にあなたは 生まれて来たわけではないのです
社会の中でそれらを拾い上げているのです
戦争、貧困、腐敗、飢餓、悲劇、人々の苦しみ
これらは貨幣制度内では変わりません
つまり、目立った変化は無い、ということです
私たちの文化、価値観の再デザインが必要で
価値観
地球の許容能力に関連づけなければなりません
人間の意見や政治屋の、世界はこうあるべきだ
という概念等ではないのです
あるいは人間事情についての宗教的概念でもありません
そしてこれがヴィーナス・プロジェクト(以下VP)が意図する所です
私たちが説く社会とは
全ての古い迷信から解放された社会です
投獄、監獄、警察、残酷、そして法律から自由になる社会です
全ての法律は消えてなくなります
職業も消えます、もはや有効ではないので
たとえば株式ブローカー、銀行家、広告業、
一生逝ってよし!
もはや関連性が無いからです
人類を自由にし、生活の質を向上させるものが
人間の発明の才により生み出されるテクノロジー
であると理解する時、
最も重要なポイントは、
地球資源の知的管理であると認識する筈です
なぜなら、この自然資源を通じて、私たちは材料を得、 繁栄の道を進んでいるからです
これを理解すると、
お金はこうした資源に至る障壁として 存在していると理解するはずです
全てにおいて財政的原因があるわけですから
で、こうした資源獲得のために何故お金が必要なんだ?
現実の、ないし目論み上の稀少性のせいですね
普通、空気や水道水にお金は払わないでしょう
超豊富なので
それを売ることは的外れだからです
じゃあ、論理的に言って、
もし資源とテクノロジーが、家や街、交通手段といったものの
製造に応用可能であるほどに豊富なら、
モノを売る理由は無くなります
同様に、自動化と機械化が技術的に高度に発展し、
人々が労働する必要がなくなるようになれば
職を持つ必要はなくなります
そしてこうした社会的側面が面倒見られたなら、
お金を持つ意味も無くなります
そこで究極の質問が残るわけです
そのように豊富な社会を作り出し、 我々が持つもの全てが値札無しでアクセス可能で
雇用を通じた労働への身売りの必要性がない
ようになるまでに十分な資源があるのか?
ええ、あります
資源とテクノロジー、
これらを可能にするだけのものが
最低ラインで既にあります、生活水準をぐーんとアップさせ、
未来の人々をして今の我々の文明を見て、 いかに私たちの社会が原始的で未熟であるかに驚愕するでしょう
VPが提案するのは
全く違うシステムで
今日の最新知識にアップデートされたシステムです
退屈で単調な仕事を根絶するにはどうするか、
交通事故を根絶するにはどうするか、
人々に高い生活水準を与える事が可能になるにはどうするか
といった問題提起を科学者達にした事あありません
食料の中の毒を根絶するにはどうするか、とか
別のエネルギー源、きれいで効率的なエネルギー源を下さい 、といった質問ですね。
できるんですよ
資源に基づいた経済
資源に基づいた経済と貨幣制度の大きな違いは
資源に基づいた経済は 人々に最大の関心を寄せているということです
そしてかれらの福祉についてです
貨幣制度が屈折しすぎたために人々の関心は 二次的に成り下がっています
出て来た製品はなんのためなのか、とか
いくらゲットできるのか、とか
もし社会に問題があり、 それを解決する事でお金が得られないなら、それはなされません
資源に基づいた経済は、 かつて試されたシステムの全てと遠くかけ離れています
今あるテクノロジーで十分豊富さは作り出せます。 万人のライフスタイルを向上させるように使えます
豊富さで溢れる世界、もしテクノロジーを賢く使えば可能です
そして環境保全もしつつ
ほんと、全く違うシステムなんです
話す事も難しい
なぜならパブリックはそこまで十分に、テクノロジーの状態について
知らされていないからです
エネルギー
今日、私たちは化石燃料を燃焼する必要がない
環境を汚染するものを使用する必要はまったくないのだ
たくさんのエネルギー源があるからだ
水素、バイオマス、さらに原子力など、 支配者層が推進させたこれらの代替エネルギーは
まったく持続可能でなく、かつ危険で
産業が作り出した利益構造を 永続させるためのみ存在している
プロパガンダや自己に仕えるようなエネルギー会社により 押し進められる解決策
の向こう側を見るとき
きれいで豊富且つ再生可能な発電エナジーの 終わりなきストリームを
見る事ができるはずです
太陽光と風力は公にもよく知られていますが、 これらの本当の潜在能力に就いてはあまり表現されていません
太陽光発電は
豊富で、正午に1時間摂取すれば
世界が一年で消費するエナジーより 多くのエナジーを含む事ができます
このエナジーの1%でも捉える事ができたなら、
世界はもう石油やガス、 その他を持つ必要がなくなります
問題は利用可能かどうかではなく
それを摂取できるかいなかのテクノロジーの問題です
で、今日沢山の進んだ媒介があり
それを達成することができます
もしそれらが市場シェアを既存のエナジー権力構造と 競わねばならないという必要によって後退させられなければの話ですが
で、風力エナジーがあります
風力エナジーは長い間、弱いとされてきました
そして利用可能地が限定されていることから 適用不可とされていました
単にこれは正しくありません
アメリカエネルギー省が2007年に認めたのですが
50ある全米の州のうち3つでしっかり 完全に取り込まれた場合、
全国(米国内)をカバーする事ができるそうです
そしてあまり知られていない潮力と波力発電があります
潮力発電は海洋の潮の満ち引きに由来します
この潮の動きを捉えるタービンを 据え付けてエナジーを生み出します
UKでは42カ所が利用可能として記録されています
さらに、全UKのエナジーの34%が この潮力からだけでまかなうことができると予測されています
波力は、海洋の表面の動きからエナジーを抽出するわけですが
毎年8,0000テラワット 毎時分の地球上全てにおける潜在能力があると言われています
これが意味する所は、 全地球のエナジーの50%をこの媒介だけで賄えるというものです
そして今、潮力、波力、太陽光発電は
エナジー抽出に余分なエナジーを必要としない、 と指摘しておく事は重要です
石炭、石油、バイオマス、 水素といった余分なエナジーですね 要りません
これら4つの媒体の、 テクノロジーによる効率的抽出を前提とする組み合わせにより
世界に永続的に電力供給する事が可能になります
と言いつつ、他にクリーンで再生可能な、 これら4つを駆逐するだけの媒介が存在します
地熱発電っ!
地熱発電はいわゆる「熱掘削」により有効となります
つまり、水のシンプルなプロセス利用により、 大量のきれいなエナジーを発生させる事が出来ます
2006年、MIT(マサチューセッツ工科大学)が 地熱エネルギーについて
現在13,000ZJ(エネルギーの単位)の電力が地球に存在し
技術の向上によって2,000 ZJ が簡単に 抽出できる可能性を報告した
全国々の年間エナジー消費量は訳
0.5zetajuleです
これが意味する所は、この地熱発電だけで 訳4000年間の世界のエナジーを賄う
事が出来るというものです
そして地球の熱送出はコンスタントに新たになる事を 理解すれば
このエナジーは本当に無尽蔵なのです
永遠に使う事が出来る
これらのエナジー源は、利用可能な、 きれいで再生可能なエナジーの少数でしかありません
時間とともにもっと見つかるでしょう
重要な認識としては、公害や伝統的資源保護、 そして、値札といった
ものの必要無しの豊富なエナジーがある、という事です
交通手段はどうか
今日支配的な移動手段は自動車と飛行機ですが
両方多くの化石燃料を必要とします
自動車の場合、時速100マイル以上で、 一回のチャージで200マイル以上走る電気自動車
を発電させるだけのバッテリー技術は既に
存在し、実は以前からありました
ですが、石油産業によりコントロールされた、 市場シェアの維持を制約するバッテリー特許のせいで
また、エナジー産業からの政治的圧力もあり
この技術へのアクセスの可否、 そして購入可能かどうかは制限されています
世界にある自動車が電動で文字通りクリーンか つガソリンの必要の無い
ものでない、という理由は腐った利益志向以外の他ありません
飛行機に就いても
この手段での旅行は非効率的で
扱いにくく、 遅くてそして大量の公害をもたらすものだと認識すべきです
これはマグレブ列車
磁気を推進力としています
磁場によりちょっと浮いています
そして今日飛行機で旅行する際に 必要なエナジーの2%以下しか必要ないです
列車には車輪はなく、何も外にむきだしになってません
この技術のバージョンで現在最速なのは
日本で使われている者で、時速360マイル(579キロ)です
でもこのバージョンの技術はとても期限付きです
VPとコネクションのあるET3という組織が チューブ状のマグレブを開発し、
これは時速最大4000マイル(6437キロ)です
微動だにせず、摩擦無しのチューブで陸洋両用です
LAからNYCへちょっと延ばした昼食休憩に移動する所を想像して
見て下さい もしくはワシントンから北京へ2時間とか
大陸内、大陸間旅行の未来です、これは
早く、クリーンで、同じ目的(海外旅行)に 利用するエナジーのほんのごく一部だけですむわけです
実際、マグレブ技術と応用バッテリー保存技術、 地熱エナジーを使えば
化石燃料を燃やす理由は無くなります
でそれは今にでもできるのです、瞠目するような利益構造により 後退さえさせられなければ、の話ですが
仕事
今、アメリカはファシズムに向かう傾向にあります
支配的哲学と宗教により、 ファシスト的観点に固執する傾向があるのです
アメリカの産業は必然的にファシスト組織です
理解できない?なら、タイムカードを打ち込む瞬間から 君は独裁へと足を踏み入れるのですよ、でしょ?
仕事への尊厳についての概念について考えてます
で、それは「支払われた奴隷制度」として見ています
額に汗して稼ぐべきと信じ込まされるように育てられているんです
人々を後退させます
人々を自由にするんです
人々を無知にする骨折り仕事や繰り返しの仕事から!
貴方は仕事を奪っているのです
我々の社会、すなわち、資源に基づく世界規模の経済では
機械は人々を自由にするのです
そんな世界を一度も知らなかったので想像する事ができないのです
自動化
歴史を振り返ると、機械の自動化が
人間労働を徐々に置き換えて行くという はっきりとしたパターンを見る事ができます
エレベーターマンの消滅から
ほぼ全自動の自動車製造工場まで
実際は、技術が進む程、人間による労働が徐々に
消え去るのです
これは重大なクラッシュを引き起こします
お金に基づく労働体制の虚偽を証明することになるのですが
というのも人間の雇用は 技術的発展とのダイレクトな競争下にあるからです
ですので、利益という根本的優先順位を産業により与えられ、
時とともに人々は機械により解雇されたり置き換えられたりします
時短をする代わりに機械を産業が導入するとき
縮小化するのです。あなたは職を失う、 ですので機械を恐れる権利はあります
ハイテクの資源に基づく経済では
保守的に言っても現在の職業の90%は
機械によって段階的に消されて行きます
隷従する事無しに人々を自由にし生活を 楽しむ事を可能にします
この点がテクノロジーそのものの要点だからです
そして時間とともに、 ナノテクやその他高度に発達した科学により
複雑な手術がマシンによって成されると予測する事は なにも遠大な事ではないのです
そしてパターン通り、人間が得るよりも高い成功率を修めています
道のりは明らかです、 でも我々のお金に基づく構造が収入の為に労働を
要し、この進歩をブロックしています
人は生きる為に仕事が必要だからです
結論を言えば、このシステムは逝かねばならないのです
でないと我々は永遠に自由になれず、 テクノロジーはコンスタントに無力化されます
掃除する機械があって、人間の代わりに掃除をしてくれる
ですので機械を人間の行為の延長として見て下さい
さらに、今日の多くの職業は、 資源に基づく経済では単に存在する理由がなくなります
例えばお金管理にまつわる全ての仕事や、 広告、法的システムと同伴して。
というのも、お金無しでは今日起きている犯罪の大半は 決して起きなくなるからです
実際全ての犯罪は貨幣制度の結果です、 直接ないし間接的な財政的な動機で引き起こされたものです
ですので法律そのものもいずれなくなるでしょう
「濡れ時スリップ注意」と張り出す代わりに、 研磨剤をハイウェイに敷く、そうすれば 滑りやすいという事はないでしょう
で、飲酒運転してる人が
いて、車が大きく振動するのです
中に小さな振り子があって
押し上げたり戻したりして、車体を路肩に寄せるんです
法律ではないです
解決策です
ソナーやレーダーを自動車に搭載すれば、 自動車同士がぶつかる事もなくなるんです
人為の法律は
発生している問題を扱っていて
どう解決するかを知らないまま彼らは
法律を作ります
地球上で最も私有化が進んだ資本主義国アメリカでは
世界一の囚人数を誇る事がなにも驚く
に値しないと思います、
そして囚人数は毎年増えています
統計的に、囚人の多くは無教養で
貧困、屈折した社会から来ています
そしてプロパガンダとは逆に
犯罪及び暴力的行為に走らせるのは 環境による条件付けなのです
ですが社会は、逆の方向を見ています
この点において
法律及び監獄体制はすなわち、
いかに我々の社会が振る舞いの根本原因を確かめる
事を怠っているかを表す例と言えます
何十億ドルもが毎年
刑務所と警察に使われています
一方でごく一部が
犯罪に最も関連のある貧困
問題について費やされています
そして、稀少性と欠乏を好み、そして
創造する経済システムがある限り
犯罪はなくなりません
インセンティブ
もし人々が、生活必需品に隷従や
借金、物々交換、貿易(交換)といったもの無し
にアクセスできれば、彼らは全く違ったようにふるまいます
値札無しでこうしたものが可能になるようにしたいのです
で、値札無しか?じゃあ何が人々を動機付けるんだ?
欲しいもの全てを手にしたら、彼は日向ボッコをするだけだろう
これは彼らが永続させる神話です
我々の文化では人々は
貨幣制度がインセンティブを 作り出すと信じるように訓練されています
モノへのアクセスができるなら、 なんでなにかしたいなどと思うのだろうか、と
インセンティブを失うだろう、と
これが、 貨幣制度を支持する為に貴方が教えられている事です
お金をシナリオから除くと
違った、とても違ったインセンティブが発生するんです
生活必需品へのアクセスが可能な場合
彼らのインセンティブは変わります
月や星はどうだ?
新しいインセンティブが生まれるんです
貴方が楽しんで絵を描いているとすれば
歓んでそれを他人にあげるでしょう、売る事無しに
教育
今日見られる教育のほとんどは、 仕事の為の人間を作り出しているように見受けられます
とても専門化されていて、かれらはジェネラリストではありません
多くの他の教科について多くを知りません。 もし多くを知っている人々なら
その人たちを戦争に行かせる事はできないと思います
教育は大抵暗記中心です
そして問題解決方法を学んでるわけではありません
道具を与えられていないのです
いかにして批判的思考をするかという道具です
資源に基づく経済では、教育は全く別の者となります
我々の社会の大きな関心事は、精神的発達で
人々の最大のポテンシャルを引き出すよう動機付けることです
なぜなら我々の哲学は、より人々がスマートになると、 世界はより豊かになる
なぜなら皆が貢献者になるからです
あなたの子どもたちがスマートであればある程
私の生活はよりよくなる
なぜなら彼らはより建設的に環境に貢献するからです
そして私の生活にもです なぜなら資源に基づく経済において私たちがつくりだす
ものは
社会に適用され、引き戻すような反動等存在しないからです
文明
愛国主義、武器、陸軍、海軍
全てはサインです
いかに我々が文明化されていないかの
子ども達は尋ねるでしょう
「機械の必要性が見えなかったの?」
「お父さん、稀少性を生み出す社会では
戦争は不可避だと分からなかったの?」と
明らかじゃない?もちろん子どもは理解しているのです
あなたが確立された組織群に仕えるだけのために育てられた
馬鹿者だと。
私たちは本当に逝った社会にいるのです
ですので歴史書には残りません
大きな国が小さな国から陸地を取ったとだけ述べるでしょう
力と暴力を用いた、と
腐敗した振る舞いの連続として
語られる歴史を持つだけです
(真に)文明化された世界が始まるまで
それはすなわち全ての国々が恊働する時です
世界統合!
全ての人間のための公共善に向けて働く
そして誰も他人に隷従する事なくです
社会的階層もなく
つまりテクノエリート主義的なものでもなく
あらゆるエリート主義的なものでもない
それらは地球上から淘汰されます
国家はなにもしません、なぜなら国家等存在しないからです
私が提唱するシステム
つまり資源に基づく世界規模の経済は完璧ではありません
今あるものよりもずっとましなだけ
決して完璧に到達する事はありません
カール・セーガン 1934-1996
団結する時である
時代遅れの社会システムがバラバラになった今こそ
すべての人々が尊重されて、本当に自由な
持続可能な地球社会を
共に作りあげようではありませんか
あなたの信念がどういうものであろうと
切羽詰まった時には無意味になりかねない
すべての人は裸で生まれ
生きるために暖かさ、食べ物、水、住まいなどが
必要なのだ
そのためもっとも身近で重要な問題は
地球の資源をうまく管理していくことである
今の金融システム下でこれができたためしはない
利益の追求が「自己利益の追求」であるため
釣り合いがとれないのだ
同時に政治家も役に立たない
私たちの生活において本当の問題は、 政治ではなく技術で解決できる
さらに宗教のようなイデオロギーは
その価値観、目的、社会観を
コミュニティ内で強く反映させてしまい
人類を区別するように働いてしまう
うまくいけば宗教は、時代を経ていくうちに
物質主義や迷信にもとづいた考えから抜け出して
哲学の役立つ領域になるかもしれないが
今日の社会は未発達であり
政治家は創造や調和や進歩よりも
たえず防衛や安全保障ばかりを強調している
米国だけでも防衛費に500億ドル(5兆円)を費やしている
これだけのお金があれば、 米国のすべての高校生を4年制大学に進学させることができる
1940年代、マンハッタン計画により
人類初の大量破壊兵器が作り出された
この計画の経済効果により、13万人の雇用が生まれた
想像してみてください もしこの計画に関わった科学者たちが
人を殺すためではなく、豊かな世界を創るために
働いていたとしたら、私たちの生活はどうなっていたかを
もっと違ったものになっていただろう
大量破壊兵器のかわりに
もっと力強いものを生み出す時だ
言ってみれば「大量創造兵器」である
私たちの人間たるゆえんは創造する能力にある
命が共生していることを理解し
私たちにできないものはない
変化を拒否している
既存の権力機構からは
大きな反発があるだろう
これらの機構の中心が金融システムである
前述したように、社会が自由になれないのは
借金という形をとった奴隷制度の
「部分準備制度」があるためだ
自由貿易の形をした市場原理主義は
借金で世界をしばりつけ、世界の国々を一握りの巨大企業や
政治権力の言いなりになるようにコントロールしている
これらの悪行を別にしても
このシステム自体が競争原理にもとづいており
公共の利益のための協力関係を
すぐに壊してしまう
これは 持続可能性に対する世界のいろんな試みの障害になっている
これらの金融や企業構造は時代遅れになってきており
そこから抜け出す必要がある
もちろんエリートたちは権力と支配を失うので
この考えに簡単に同意しないだろう
そのため平和的に高度な戦略を行う必要がある
その方法は単純だ
権力構造を私たちの意思にそったものになるように 私たちの行動を変えればいい
このシステムの存続を止めなければならない
支配者層が変わる唯一の方法は
たえることのないシステムの欠陥と腐敗を私たちがいつも認識し
それに参加しないことである
私たちが望む仕組みではないからと言っても
彼らは金融システムを諦めるつもりはありません
このシステムはすでに失敗しており
人々は自分たちが選んだ指導者にさえ信頼を失っています
ここでヴィーナス・プロジェクトがそのかわりになりうるかどうかが
ひとつの転機となるでしょう
もしならなかったとしたら、 一体どんな結果が待ち受けているでしょうか
いま私たちの国は破綻しそうなのです
暴動を防ぐため軍事独裁政権に移行する可能性もあり
そうなると完全な社会崩壊の道を歩むでしょう
いったんアメリカが崩壊すると
他のすべての国々も同じ経験をするでしょう
現在、世界の金融システムはその欠陥のせいで
崩壊間際にある
2003年に公表された通貨調整によると
アメリカの負債利子は10年足らずで
手の届かないものになる
これはアメリカ経済の破綻を意味しており
その影響は計り知れない
金融システムにもとづいた準備金は
限界に達しつつあり
この銀行の失敗は始まりにすぎない
インフレが止まることのない理由は
あらゆる借金が記録破りで
政府や州政府が腐敗したシステムを救済するために
新たな資金を出さざるをえないからである
銀行を維持する唯一の方法は
さらにお金を作り出すことである
そしてお金を作り出す唯一の方法は
より多くの借金をしてインフレを作り出すことである
ローンを支払うことができず
破産する人々が増えて
誰も新たなローンができなくなるのも時間の問題である
そのとき金融の膨張は止まり
かつてない規模で収縮が始まる
長かったネズミ講社会の終焉である
それはすでに始まっている
この欠陥をチャンスとするために
この金融の失敗が何なのか明らかにする必要がある